肺がん医療向上委員会は、肺がんの減少や肺がんに罹患した患者さん・ご家族との正しい知識の共有、さらには肺がんの予防推進や診断・治療成績の向上を目指して発足しました。
肺がんは、国内で毎年8万人以上が罹患し、男女共に死亡者数がもっとも多いがんです。最近は、組織型や遺伝子変化の違いに応じて薬を使い分ける「個別化治療」が進み、より有効な治療が可能になった反面、複雑になってきています。
医師だけでなく、肺がん医療に関わる看護師、薬剤師などのメディカルスタッフとともにチームで取り組むことで、患者さんやご家族へより正確な情報をお伝えすることができ、その結果よりよい治療につながると考えています。
昨年、第55回日本肺癌学会学術集会が開催した「肺がんチーム医療推進フォーラム」には各都市、多くのメディカルスタッフが参加し、「これまでになかった学びの場です」「是非来年の開催も期待します」など、大変好評を頂きました。そして、第55回には、約800名の看護師・薬剤師などのメディカルスタッフの方にご参加頂きました。
メディカルスタッフに対する継続的な情報発信と、肺がん医療向上のための連携強化を目的に、第56回日本肺癌学会学術集会、肺がん医療向上委員会(肺癌学会)は、同様に、4回にわたる「肺がんチーム医療推進フォーラム」を開催します。医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど多くのがん医療に携わる皆様のご参加をお待ちしています。